コロナの重症度を測る目安となると最近話題になっているパルスオキシメーターという測定器。今ではもう感染すること自体は珍しいことではなくなった。自分の周囲でもコロナに感染した人間も出てきているし、我が家でもいつ誰が感染してもおかしくはない。ということで、安めのパルスオキシメーターを購入した。
- そもそもパルスオキシメーターってなに?
- 新型コロナは呼吸器系をダメにする
- なぜ今パルスオキシメーターが必要なの?
- 3,600円で買ったパルスオキシメーター
- 検証/外国製の精度は?ちゃんと反応する?
- それぞれの価格帯のパルスオキシメーター
そもそもパルスオキシメーターってなに?
パルスオキシメーターとは動脈血の酸素飽和度(SpO2)を測定する医療器具だ。
ざっくりと言うと、体内に酸素を取り込む力を測るもので、酸素を十分に取り入れられているかを測ることができる。指に機械を挟むだけで測ることができるため簡単に測定することができる。
一般的には、
96~99%:標準値(異常なし)
93~96%:酸欠状態、肺炎所見
~93%:呼吸器不全
新型コロナは呼吸器系をダメにする
新型コロナウィルスは、症状が進むと、肺炎を比較的高い確率で発症し、中等症で呼吸困難、重症までいくと人工呼吸管理となる。つまり進行するにつれて呼吸器系がダメになっていく。
なぜ今パルスオキシメーターが必要なの?
パルスオキシメーターは、呼吸器の異常をチェックするための器具だ。
つまり医療的な観点から客観的な数値で測ることができる。
例えば感染が判明し、自宅療養となった場合、
①コロナに感染
②自宅療養
③定期的にパルスオキシメーターで計測
④容態が悪くなる
⑤パルスオキシメーターで計測(容体を把握)
⑥119に電話。容体を伝える
⑦救急搬送
パルスオキシメーターを持ってなければ、救急車を呼んでも「息苦しい」という言葉しか伝えることができない。そうすると、もう少し様子を見てなんて言われるかもしれない(わからないけど)。ことの重大さを伝えるのには、客観的な数値を伝えるのが一番だ。
きっと普段の生活では通常は必要ないだろう。でも新型コロナウィルスに感染したかもしれない、または感染してしまった場合のことを考えると準備しておいた方がよい。
3,600円で買ったパルスオキシメーター
早速パルスオキシメーターを購入しようとネットで探すも、値段の幅がとにかく広い。高いものだと病院で使われるようなもので数万円。その一方で1,000円程度で買えるものもある。
医療従事者ではないので、これに高いお金をかけるのは馬鹿らしいと個人的には思う。とは言っても安すぎるのは怖いので、我が家では3,600円のものを購入した。おそらく中国製。ちなみに今はどこで買っても在庫がすぐになくなるらしく、うちが購入したものも在庫がないようだ。
検証/外国製の精度は?ちゃんと反応する?
自分が購入した安価なパルスオキシメーターの精度はどんなもんなのだろう。目安なのでそれなりに反応すればいいと思っているけど気になるので実験してみた。
使い方はとても簡単!電源を入れて指を挟むだけ
すぐに表示されるけど一分くらい置いて安定した数値を見るのがよい。
<通常時>
酸素飽和度は97%で正常値。となりの78は脈拍/分、右上の4.65はPI値という抹消血流状態を表す数値で1.0以下だと血流状態がよくなく、酸素飽和度を測定するのに適していないようだ。
<酸欠時>
めちゃくちゃ息を止めてかなり苦しくなるまで頑張るとこんな感じ(笑)
運動した後などの息切れしている時も数値が変わるらしい。
徐々に下がっていきここまで下がった。はっきり言ってこの状況が続いたらすぐに死んでしまうと思う。窒息死の苦しさの一部を垣間見た気がした(汗)
通常では96%以上。息を止めて苦しくなると96%を下回る。しっかりと反応しているので問題ない(どこまで正確かはわからないが)と思う。
ということで、個人的な結論としては安いものでも十分対応可能だと判断している。
それぞれの価格帯のパルスオキシメーター
格安品
1,000円程度で買える安い製品。これで十分かもしれないが自分は買わなかった。
中級品(おススメ)
俺が買った4,000円程度の品の価格帯。Amazon等での口コミも多く評価も高い。おそらく多くの人が購入している価格帯だ。
高級品
小池メディカルというWikiにも出ている企業のパルスオキシメーター。