家を整理していたら、アイコス、glo、プルームテックなどの電子タバコが大量に出てきた。11月末日でタバコを吸わなくなって1年4か月。今でもたまに吸いたくなるが、もうよほどのことがない限り戻ることはないだろう、、、、たぶん。
決してやめたとは言わない。吸っていないだけ。
ということで、どうやってタバコを吸わないでいられたかを自分の思い出と共に振り返りたい。
- タバコ自分史(16歳~37歳)
- 段階的にやめる/まずは電子タバコに移行!
- やめようと思ったきっかけ
- やめてから、、、禁断症状との闘い
- 禁断症状への対処法(俺の場合)
- タバコを吸わなくなって感じたメリット
- まとめ
タバコ自分史(16歳~37歳)
タバコは16歳から。きっかけはかっこいいからとかモテたいからとかそんな理由だったと思う。それから20年、平均して毎日20本以上吸ってきた。
駅のホームにも喫煙所(ルームではない)が当たり前のようにあった。歩きたばこもみんなやっていたように記憶している。
また自分が通っていた学校は当時校則がヒジョーに緩く、茶髪、ピアス、腰パン、ルーズソックスにミニスカートなんて当たり前でいわゆるギャルとギャル男、その当時流行っていた妻夫木聡とかが出ていたストニュー(という雑誌があった)を意識したチャラい感じの男子女子が多い学校だった。喫煙率も50%くらいいってたのではないだろうか。高校生の分際で学校の行き帰りにコンビニのレジで毎日のようにタバコを買っていたし、駅の喫煙所でも制服で普通にタバコを吸っていた。
学校では休み時間になるとトイレからタバコの煙がモクモクと(笑)。学校近くにあったコンビニには、あたかも学生のために作られたかのような喫煙所(裏にこっそり置かれている)まで整備されていた。間違いなく先生も気付いていただろうなと思う(ここまで書くととんでもない不良校と思われるかもしれないけど、結構ちゃんとした進学校だった)。
大学生になっても相変わらずスパスパ。酒も覚え週に2回は歌舞伎町でべろべろに酔っぱらってみんなで大騒ぎしていた。いい思い出ではあるが、今考えるとすごく迷惑だっただろうな。ちなみに就職活動中はJTかフィリップモリスで働きたいと思うくらいタバコに愛着を感じていた。
そんなこんなで社会人になっても、結婚しても、子どもが生まれても、うれしいときも苦しいときも、常にタバコがそばにあった気がする。大げさだがタバコがない人生なんて考えられなかった。
ただ、嫁さんや子どもたちからの評判は悪く、加熱式タバコのアイコスに変えたり、値上がりなどもあり、タバコにに対する風当たりも強くなってきたので禁煙を多少は意識するようになった。
段階的にやめる/まずは電子タバコに移行!
急にやめるのが難しいのであればまずは紙巻タバコを止めることをお勧めしたい。
禁煙の第一歩としてまず紙巻タバコを止める!
「電子タバコに移行したら紙のタバコが吸えなくなった」
というのはよく聞く話。雑味がある等、理由は様々ではあるが、かなりの確率でそうなってくると思う。紙巻タバコが吸えない状態に身体を持っていくこと。
ちなみに電子タバコで一番のおすすめはIQOS。紙巻のタバコに最も近いものだ。少し髙いが色々試した挙句最終的にはそこに行きつく。
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あとはやめるだけ!
あとは禁煙に持っていくだけだ。電子タバコの利点は、紙巻が吸えなくなるだけでなく、もらいタバコもしにくくなるという点があると思う。
例えば友人からタバコ1本だったらもらえるが、電子タバコの場合は、機械ごと借りなければいけない。自分の立場ならいやだし、相手もきっとそう思うはず。吸いたくても吸えない状況に自分を持っていくと、だんだん『なんでこんな思いしてまで吸わなくちゃいけないんだろう』って思ってくる。あとはもう我慢我慢。
やめようと思ったきっかけ
きっかけは本当に些細なことだった。
家族で外出したとき、タバコを吸おうと思ったらアイコスがない。タバコを買うのも馬鹿らしく、家族から「辞めたら?」と言われて、それじゃあ今から我慢してみようかな、、、と。軽い気持ちで。そこからなんだかんだで1年4か月。
きっと最後の1箱吸ったら禁煙しよう!では絶対に成功しない。禁煙しようと思ったその時からスタートしないと絶対に無理だと思う。
やめてから、、、禁断症状との闘い
やめるきっかけは本当に些細なことだったが、吸わないでいることはなかなか難しかった。しばらくは夢にも出てくる(今でもたまに出てくるが)。当たり前のことかもしれないけど、タバコは以下の2通りの依存性がある
純粋なニコチンへの依存
タバコ吸いたいというニコチンに対する物理的な中毒性。
儀式的な喫煙の習慣依存
朝起きたとき、食事をした後、コーヒー飲むとき、仕事片付いたときなど節目節目にタバコを吸うという習慣依存。個人的にはニコチン依存よりもこっちの習慣的な依存の方が厄介だった。
禁断症状への対処法(俺の場合)
基本的には2週間我慢できれば半分成功したようなものだと思っている。
それ以降は、せっかく吸わなくなったのにここで吸ったら今までの我慢が無駄になるという気持ちが勝ってくる。
吸いたくなったら天を仰いで思いっきり深呼吸
俺はメンソールを吸っていたので、フリスクやミンティアを食べて上を向いて思いっきり深呼吸をすることで、肺にガツンとくるあの感じを多少は味わえる。
ポイントは天を仰ぐこと(←これ重要!これで俺は乗り越えた)
儀式的に行っていた喫煙習慣を他に置き換える
食後などの習慣的に吸っていた場面でも、①のやり方を徹底した。そのうち吸わなくても大丈夫になってくる。
ただどうしても吸いたい時は、腕を組んで吸いたいという波をやり過ごすというのも意外と効果的だった。
飲み会は2週間くらい我慢する
お酒を飲むと気が緩み、もらいタバコで復活なんてのはよくあること。最近は店内でも吸えなくなったし、コロナのせいで飲み会自体もいける雰囲気ではないので、禁煙するにはチャンスかもしれない。
とにかく2週間頑張ってほしい!そうすればメリットたくさん感じるはず!
タバコを吸わなくなって感じたメリット
お金が減らなくなった
これは本当にすぐ実感できる(笑)
毎日ひと箱500円と考えても、年間で182,500円(500円×365日)。
これを20年間と考えると、、、365万円、、結構いい車買えちゃう。
さらにタバコを吸う時はだいたい缶コーヒーも一緒に買ったり喫茶店に行ったり。喫茶店に行く機会は明らかに減ったし、パチンコ屋にも寄らなくなった。タバコを吸うために、タバコ以外にもお金を使っていたんだなと実感。
ポケットも気持ちも軽くなった
タバコ、ライター等を持ち歩く必要がなくなる。ポケットが軽くなった。煙もくもくの喫煙ルームでタバコを吸う必要もなくなった。喫煙所を探すことからも解放された。
体調がよくなった
禁断症状を脱して禁煙にストレスを感じなくなってくると、吸ってた時と比べて体調がよいと明らかに感じる。これまでは吸わないで我慢することの方が体に良くないとすら思っていたけど、タバコに振り回されることがいかに馬鹿らしいことかと痛感した。
仕事の効率がよくなった
これまでは仕事に節目を意識的につけるようにしていた。そうするとそのタイミングでタバコを吸いに行けるから。俺はそこで思考が途切れてしまうのでそれが時間の無駄だった。純粋に席を立つ時間が少なくなったというのもあるが、今は一気に集中してできるようになった。
よく喫煙所のコミュニケーションが利点に挙げられるが、最近は喫煙所に人がいなくなった(吸う人が明らかに減った)。
家族に優しくなった
まず体臭も口臭も減った。タバコ吸う人の独特の匂いがある。タバコ吸わなくなってからはそれがなくなったらしい。
イライラすることも減ったし、家族で出かけてる時にふらっと喫煙所に消えることもなくなった。待たせることもなくなった。そのため家族からはすこぶる好評で。俺もうれしい。
まとめ
喫煙は、「百害あって一利なし」と言われる。
その通りなのかもしれないけど、すべてを否定はできない。おいしいと感じる気持ちもわかるし、今でもやっぱり吸いたいと思うときもある。
それでも、やっぱり吸わないでいる時の方が色々な面で明らかに「いい」と感じるし、デメリットはないと断言できる。
今でも友人たちにタバコをやめたとは言わず、今は吸っていないと言っている。ふとしたきっかけで昔のように吸うようになってしまうかもしれないから。 いつかは、きっぱりと「タバコはやめた」と言えるようになりたい。
お金かけないでやめるのがベストだと思うけど、どうしても我慢できないのであれば、最近はニコチンが入っていない電子タバコもあるのでしばらく代用するのもありだと思う。